Good morning! ハイマメです。
今日は少しまじめな話です。(いつもまじめ)
思えば、私の断捨離のきっかけは震災だったと思います。
私は北関東に暮らしていて、その日はちょうど友人と出かけていました。
そして、コストコの駐車場に入った瞬間に地震が起きました。
建物が尋常じゃないほど揺れ、周囲の車も揺れすぎて防犯ブザーが鳴り、車から降りた方が良いのか?乗っていた方が良いのか?わからず、ひたすら祈りながら収まるのを待ちました。
「ここで死ぬかもしれない」
と本気で思いました。
しかも、不謹慎にもちらっと
「まだ運命の王子様と出会ってもいないのに。。。。」とも。(当時まだ独身)
でも切羽詰まった時って本心が表れるって言うでしょう?
だから究極の本心だったと思います。
少し揺れが落ち着いたので、駐車場を出て帰宅することに。
すでに帰宅難民と呼ばれる人々が、徒歩で帰路を急いでいました。
カフェから、コーヒーカップだけ手に持って外に出てきたという人も見かけました。
笑い事ではないけれど、友人と少し笑ってしまいました。
でもコーヒーカップを置くこともできないくらい、慌てたんだという現実。
道路はもちろん大渋滞。
信号も止まっていて、道路からは液状化で水が吹き上げていたりという光景も。
家族に電話がつながり、ひとまず安心しつつ状況がわからないのでラジオをつけましたが津波のニュースばかり。なぜ津波?地震は?どうなってるの?と友人と困惑でした。
帰宅途中で知らない女性2人組がヒッチハイクをしていたので、友人が乗せてあげました。知らない者同士の4人組は、ひたすら地震の話。
なんとか通常の倍以上かけて無事に帰宅。
家に着いて、テレビで津波のニュースを見た衝撃といったらなかった。
こんなことってあるの?
どうりでラジオが地震よりも津波のニュースしかやっていなかったはずだと。
その日から、私たちの住んでいる地域も一応は被災地として生活していました。
地域差があり、うちはひどい被害はありませんでしたが、それでも水不足で水の配給に並んだり、ガソリンスタンドでも3時間待ちだったり、余震も毎日続いていたり、スーパーには物がなくガラガラの状態だったりを経験して気が沈む毎日でした。
あの頃は、毎日の余震の中でしばらくの間、枕元にはバッグと防寒着と靴を置いて寝ていました。
バッグもいざという時に、軽くて両手が使えるようにと斜めがけで普段使いも出来るようにとプラダのナイロンバッグを使っていました。
そしていざという時に持ち出すべき大切なものを。。。と考えた時に、結局持ち出せる物なんて限られているんだと気付いたのです。
そうやって驚いたり、愚痴りあったり慰めあったり、諦めたり、やる気がなくなったりして。。。。悟りを得た(?)ような気がします。
看護でいうところのキューブラー・ロス5段階を連想します。
「否認・怒り・取引・抑うつ・受容」
そして、最後に思いました。
大事な物って、ふたつとない物だけ。
そんなわけで、物も大事だけどそれだけに執着しないでいこうと断捨離に目覚めたのでした。
こんな風に、みんなそれぞれきっかけがあるんだろうなと思います。
Thank you so much☺︎
See you soon!