アメリカで最初にした大仕事はSSN(社会保障番号)の手続きですが、その次に難関だったのがドライバーズライセンスです。
ママチャリ文化がないアメリカ郊外では車が必須なので、皆さん早い段階で取得します。
私は国際免許を持っていましたが、州によって有効期限が違うらしく(ドライバーズルールも違う)イリノイ州は3ヶ月ですって。
でも、英語が苦手な私でも取れたので大丈夫ですよ。
そんなわけで、私のドライバーズライセンス取得までの道のりを。
試験勉強と書類審査
試験勉強ははじめ、図書館や市役所で無料で手にはいるルールブックを読んで勉強していました。
英語は高校生程度なので、電子辞書をひきながら。
でもほとんど理解できず、確認もできず・・・でした。
そんな時、在住歴の長い方から日本語の模擬テスト問題集を頂きました。
それからはこちらオンリーで勉強。
なんとかイリノイ州のルールはだいたいわかりました。
そして、いざ免許センターへ。
免許センターではまず、必要書類を提出します。
その中に「居住が確認出来る書類を2つ」という条件があります。
ほとんどのものが、夫名義のため私のものは希少。
車は共同名義にしてもらいましたがあと1つが認められず、違うものを提出するよう言われました。
おかげでその日は、試験を受けることができず帰宅。
ただのロングドライブになり、後日書類を再提出して無事いよいよ筆記試験へ。
ちなみにまさかのエピソードとして、数ヶ月後に知人の試験へ同行したときのことです。
必要書類で私の時と同じくダメ出しが。
担当事務の方が優しそうなおじいさんだったので「他にないんですー。お願いお願い!」と2人で頼んでみたところ、「ちょっと待ってて」と上司の元へ、戻ってきたおじいさんが「オッケーだったよ」とのことで、無事に書類審査は通ったということもありました。
アメリカでは言ったもん勝ちというエピソードが多いように感じます。
こういうところもアメリカの好きなところです。
筆記試験さえ合格すれば、実技は簡単!
緊張しつつ筆記試験に向かうと試験はPCによるものでゲームのように各自椅子に座って行う、ということで拍子抜け。
4択問題で1つ選んでクリックすると、正解か不正解かが瞬時に分かるので焦ります。
わからない問題はスキップして違うものを選ぶこともできるそうですが、知らなくてわからない問題も長時間かけて解きました。
両隣の人が次々に終了していく中、焦りながらで終わってぐったり・・・でもなんとか1回で合格することができました。
筆記に合格したら、あとは実技。
担当試験官から呼ばれたら外に出て、笑顔で挨拶をして自分の車に乗り込みます。
その際、自分名義の保険があるかどうかのチェックと軽く整備点検みたいなものを試験官がやっていました。
運転コースは試験官の指示に従うということで、特に決まっていませんでした。
「前進して」「ここを右折してみよう」「バックしてみよう」「坂道での駐車をしてみて」「はい、では免許センターへ戻ろう」みたいな感じ。
指示もほとんど単語なので英語があまり理解できなくても大丈夫で、無事に合格できました。
ちなみに日本人は教習所でしっかり学んでいるので運転が上手だと言われています。
これには「日本人でよかったよ!」と思いました。
アメリカ人の運転に驚いたエピソードがあります。
近所のレストランの前で友人とおしゃべりをしていた時のこと。
年配の女性が店の前に縦列駐車をしようとしていました。
視界にあった車が揺れたので、「地震?」と思っていたらその女性、前後の車に軽くぶつけながら駐車していましたよ。
バンパーはセーフ!みたいな感じ?
左右反対なのは、しばらく運転すると慣れます。
たまにぼーっとしていると、ウィンカーを出す時ワイパーを動かしたりはしますが・・・。
実技は30分もかかりませんでした。
その後の手続きもスピーディー。
あっという間に写真撮影をして(うつむき気味の写真でも特に確認もなく)免許を受け取ったら終了という。
このうつむき気味の写真で本人確認の色々が通るのか不安でしたが、疲労で面倒くさくてそのままに。
その後、特に困ったことにはならなかったのでよかったです。
そんなわけで、全体的に緩めのアメリカのドライバーズライセンス取得でした。
Thank you so much☺︎