今週も映画紹介の日がやってまいりました。
それにしても、映画って本当に良いものですよね。(パクリ疑惑)
たったの2時間ちょっとで、ガラッと価値観を変えるものから感動するものまで、奥が深いのでやめられない止まらないです。
さて今日は、お気に入りの作品の中からジェイン・オースティンに絞ってご紹介します。
エマ
あらすじ
苦労知らずの良家のお嬢様エマは、恋のキューピッドを気取る少々高飛車な女の子。
人の恋も自分の言う通りにした方が、本人達にとって幸せなのだと本気で思っているのだ。
そして親友のハリエットにも、自分の思いついた相手をけしかける。
ところが、これがどうにもうまくいかないのだ。
そんな空回りするエマを温かく見守る隣人男性ナイトリー。
ところがエマにとってナイトリーは、会えばいつも口論になるただの知人という存在。
そして相変わらず人のお節介に奔走するエマだったが、うまくいかなかったり周囲の人からたしなめられたりするうち徐々に自分自身を見つめ始める。。。
そんな中、いけ好かないナイトリーが誰かと結婚をするために出かけるという噂が。。。
感想
高飛車なエマの第一印象はあまりよくありませんでした。
でも失敗は誰にでもあるし、時代的にも教育・常識的にも現代とは全く違う世界なので、今の常識では中々はかれませんね。
観ているうちに、グウィネスの容姿のおかげですっかりキュートな印象に。
少しずつ成長していくところや、自分の恋に気づいていくところに共感が持てます。
恋をしたら、自分に自信がなくなったり自信を持てたりと女心は複雑化しますよねー。
ちなみに、こちらは現代版としてクルーレスという作品も出ています。内容はほとんど同じですが、配役と時代設定が違って少々ポップな印象。
個人的にはグウィネス・パルトロウが好きなのでエマが好きです。
プライドと偏見
あらすじ
時は18世紀のイギリス。
当時は、女性には相続権がないという時代だった。
そんなわけでベネット家5人姉妹の母親は、娘たちを早く資産家に嫁がせなくてはと奔走していた。
そんな最中、近所に大富豪ビングリーが引っ越してきた。
そして、あるパーティにて長女のジェーンはビングリーにダンスを申し込まれる。
しかし、ビングリーの親友であるダーシーがベネット姉妹を見下す発言をするのを聞いた次女のエリザベスは面白くない。
エリザベスはダーシーの高慢な態度に嫌悪を募らせるのであったが。。。
感想
こちらはキーラ・ナイトレイ主演で、ジェインの作品に出てくる女性像に合っているような印象です。
あの時代は自分の意思を強く持って発言するというのは、変わっているとか生意気だと思われがちですが、それでも信念を貫くのは立派で憧れます!
そして、最初は鼻持ちならない!と思う相手ほど、実は既に気になる存在だというこの恋愛パターン!
これって割と若い頃、経験したような気がします。
韓流ドラマもこういうパターン多いですよね。
聡明感があるキーラ・ナイトレイの印象で、ピュアな恋愛を感じられる作品です。
いつか晴れた日に
あらすじ
時は19世紀のイギリスの田舎町。
ダッシュウッド氏が亡くなり、ダッシュウッド夫人と3人姉妹は遺産相続がもらえず困窮していた。
3姉妹の長女エリノアは、優しくしっかり者。
ある日、ダッシュウッド氏の先妻の弟エドワードと知り合い、お互いに心惹かれ始めるが、すぐにエドワードはなぜかロンドンへ戻って行ってしまった。
そして次女のマリアンヌもまた、雨の日に転んだ時に助けてくれたジョンに一目惚れ。 こちらもお互いに心を通わせます。
そして、突如ジョンもまたロンドンへ戻ることになってしまった。
取り残される女性たち。
そして、エリノアは友人と会った時にジョンについてのある噂を聞いてしまう。
それはマリアンヌにとって、とても悲しいことだった。
そしてジョンがいなくなって消沈するマリアンヌには、明かせないでいた。
そんな中、知人たちとの話から姉妹揃ってロンドンへ行く機会が訪れた。
そしてなんと、ロンドンでマリアンヌはジョンと再会したのだが。。。
ロンドンから帰ると、程なくエドワードがエリノアを訪ねてくる。
けれど、エドワードが別の女性と結婚することを噂で知ったエリノアは。。。
感想
エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレットもまた、ジェインの作品の女性像に合っているのでは?と思います。
昔の結婚というのは、今とは全然違うんですね。まさに家ぐるみの結婚!
そんな時代でも愛する人と一緒になりたいと願う女性!応援したくなりました!
それにしても、姉妹揃って恋が始まったかと思ったら、失恋して悲しんだり。
また、噂も出たらめだったりでどうなってるの?という感じです。
古き良き時代は、自分の気持ちをストレートに表現することは良しとされていなかったのでしょうか?
それと男性陣の行動もちょっと気になります。
誤解が誤解を呼んですれ違い。。。というのがモヤモヤしますが、これも人間らしいということなのかもしれないですよね。
あとがき
実は、私はなぜか好んでこれらの作品を観ていて、最後にジェイン・オースティンの読書会(これも素敵な映画!)という映画を観てから初めてジェインオースティンの存在を知りました。
このジェインの、古き良き恋愛作品がなんとも言えず好きです。
自由恋愛が許される今の時代には考えられないような世界ですが、きっとその頃の若者たちもそれぞれに恋愛をしていたんだろうなと思いをはせてしまいます。
バレンタイン前だからか、恋愛気分が高まりますね♡
Thank you so much ☺︎
Have enjoy!!