こんにちはハイマメです☺︎
すっかりハマってしまった原田ひ香ワールド。
『ミチルさん今日も上機嫌』では、憧れだったバブル時代が垣間見れました。
そして、「自分はダメだなあ」と感じた時に元気をもらえる作品です。
ミチルさん今日も上機嫌
著者:原田ひ香
出版社:集英社
あらすじ
バツイチ・子なし・45歳の美魔女・山崎ミチルは、バブル時代からずっと周囲にもてはやされ、苦労知らずのシングルライフを満喫していた。
ところが数ヶ月前、ミチルは人生で初めて男に振られ挙句、男は別の女と結婚した。
ショックで無断欠勤の末、会社をクビになる。
残されたのは、元夫から譲られたマンションとわずかな貯金のみ。
新たな仕事を探すも、不景気でなかなか見つからない。
そんな中見つけた、チラシ配布のアルバイト募集。
仕方なく始めたチラシ配布だったが、バイトで知り合った人々との交流の中、少しずつミチルの心に変化が・・・。
感想
バブル時代には、ミチルさんのように青春を謳歌していた人がたくさんいた。
職場のお局様からよく、当時の話を聞いては羨ましく思っていました。
でも実際には、ミチルさんが言うように「本当は貧しい時代だった」のかもしれない。
そして今、バブル時代に取り残されたままの人が、煌びやかな時代を引きずりながら生きているのかもしれません。
そんな一人でもあるミチルさんは、現実を思い知らされ途方に暮れます。
けれど、周囲の人と関わる中で少しずつ地に足をつけて生きるように!
人が立ち上がって前に進む時には、まず現実を思い知るということが大切です。
情けない思いや辛さを越えて、腹を決めることは素敵だと感じました。
「自分はダメだなあ」と感じた時に、元気をもらえる作品です。
Thank you so much!!