こんにちは、ハイマメです☺︎
『むかしむかしあるところに、死体がありました』という作品を読みました。
はじめにタイトルだけを見た時は、ふざけている印象であまり興味を覚えませんでした。
でも本屋大賞にノミネートされているという事は、多くの人がおもしろかったと感じているということ。
あらすじを読んでみると、確かにおもしろそうです。
また、
「こんなミステリー見た事ない」
「アリバイや殺害方法の辻褄が合っていて読み応えがある」
「ほっこりなのにダーク」
などの紹介文でさらに興味をそそられました。
誰もが知っている昔話に別のエピソードがあったら?と想像してみてください。
むかしむかしあるところに、死体がありました
どれも元ネタは誰もが知っていたり聞いたことがある話なので、半日ほどでスムーズに読み進められます。
大人の賢さや正しさ、汚さ、悲哀、愚かさなどが見え隠れして共感できます。
ブラック満載なので、ちょっと大人版の昔話ですね。
ちなみに、動物がキーマンになっているようで毎回登場します。
昔から人間と共存していたことを思わせます。
どれから読んでも良いみたいですが、最後につながりがあるので最初から順番に読むのがオススメです。
いくつかのエピソードの中で、私は最後の『桃太郎』の話が読み応えがあって気に入りました。
桃太郎というより、鬼が主役でしたが。
読んでみると、鬼とは言っても人間と大して変わりません。
そこはまるで鬼滅の刃みたい。
もしかしたら、昔から言い伝えられている鬼は人間の恐怖心が作り出したものかもしれません。
そんなこんな楽しい作品でした。
Thank you so much!!