HAIMAME TALK

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『むらさきのスカートの女』グレーな異質さにひきこまれる

 

こんにちはハイマメです☺︎

待望の本『むらさきのスカートの女』を読めました。

『むらさきのスカートの女』というタイトルなのに、なぜか表紙の挿絵はドット柄のスカート。

女性らしき二人の足の想像はつきますが、ドット柄のワケはよくわかりません。

・・・がミステリアスです。

 

むらさきのスカートの女

著者:今村夏子

出版社:朝日新聞出版

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主人公のわたしの目線で、アラサー女性の日常が淡々と綴られています。

奇妙なのは主人公だけでなく、(主人公目線で)”むらさきのスカートの女”の日常も事細かに描かれているという点。

徐々に、主人公とむらさきのスカートの女との距離が近づいていきます。

そしてそれは、主人公が最も望んでいることだった・・・。

 

 

2019年芥川賞受賞作品というのと、『むらさきのスカートの女』というタイトルに興味がわきました。

図書館でも人気だったようで、2ヶ月予約待ちしてようやく順番が回ってきました。

 

恋愛対象ではなく、同性でも”ちょっと気になる人”はたまにはいますが、四六時中その人を追いかける・・・というのは大抵の人はしませんし、できません。

自分の生活もあるから、物理的にもそこまで執着できない。

でも主人公は、自分の生活の全てを捧げてもいいほど、興味を持ってしまったのかもしれません。

ツボはどこだったんだろう。

 

ちょっと柚木麻子さんの『ナイルパーチの女子会』を思い出させるような。

『ナイルパーチの女子会』は最初から最後まで、自分と感覚が似ているブロガーを追いかける女子の異質さがにじみ出る作品でした。

 

淡々としていますが、何かが起こる期待があるので最後まで一気に読めます。

結末を読むと、今まで語られていた”むらさきのスカートの女”の描写は、実はちがうんじゃないか?という気になりました。

 

考えさせられることもあったけど、内容としてはおもしろく新鮮な展開でした。

シリアスな題材を、さらりと描かれていて重い印象はありません。

最後は、主人公の今後は大丈夫なのかなあと心配になりましたが。

 

 

 

Thank you so much!!