こんにちはハイマメです。
『フランス人は10着しか服を持たない』という大ベストセラーを最近あらためて読み、フランス人は素敵なお金の使い方をしていると感じました。
前にも読んだのに、記憶にあったのは”10着の服”というキーワードだけ。
あらためて読んで「とても素敵なことが書いてある!」と気づいたことをまとめました。
フランス人の素敵な8つのお金の使い方
- 普段の食事は「自炊・質素」
- 家族や友人との時間を大切にする
- ファッションはスタイル重視
- ものを大切に長く使う
- メイクやケアに時間をかけすぎない
- バカンスと旅行
- 人生に求めるものの適度さ
- 自然なポジティブ思考
タイトルが「フランス人は10着しか服を持たない」という本なのに、なぜお金の使い方かと思いますよね。
この本は単なるミニマリスト本ではないのです。
この本に描かれているフランス人の生活スタイルを知って・・・「フランス人の素敵なお金の使い方」をまねしたいと感じました。
ところで、フランス人にはどんなイメージがありますか?
おしゃれなパリジェンヌから、スタイル抜群でブランドファッションに身を包み、ファッショナブルで個性的、いつもカフェでお茶を楽しんでいるような感じではないでしょうか。
私はまさにそうでした。
でもこれは一部の富裕層で当てはまりますが、意外と間違ったイメージだというのです。
そしてふつうのフランス人の習慣が、とても魅力的にうつりました。
フランス人のお金の使い方には、「質素倹約」という言葉が当てはまります。
今の時代に上杉鷹山がいたら、「フランス人を見習いなさい」と言うかどうかはわかりませんが、きっと「ほほう」とは思うでしょう。
先進国でも浮ついた所はなく、古き良き歴史を誇りとして守りながら、どっしりと地に足をつけて生きているように感じます。
でも古さは感じさせず、むしろ世界中の人が憧れる神秘的な国なのです。
1 普段の食事は「自炊・質素」
普段の食事は、街のオシャレなカフェやレストランでの外食やフランス料理のフルコースを想像しますが、フランス人の普段の食事は「自炊・質素」です。
これは、外食費が高いせいもあるみたい。
だからと言ってわびしい雰囲気ではなく、工夫を凝らした自炊をささやかに楽しんでいます。
男性も同じで、簡単な自炊をしている様子。
そして食事を味わったり、食事中の会話を楽しんだりということに重きを置いています。
2 家族・友人との時間を大切にする
家族・友人との時間を大切にしているのは全世界共通でしょうが、フランス人もまた然り。
家族・友人と過ごす時間を何よりも大切にしています。
だからホームパーティやピクニックをして、みんなで団欒することの方が重要なのです。
「物より思い出」という感じでしょうか。
3 ファッションはスタイル重視
流行に敏感なフランス人がファッションで1番重視しているのは、自分に似合ったスタイルかどうかです。
いくら流行のデザインや素敵な洋服でも、自分の体型に合わない・自分が魅力的に見えないものであれば選びません。
日本ほどブランドに対するこだわりが強くない、というのも意外な事実でした。
自分をよく理解していて、研究しているんですね。
見習いたいと、今シーズンの服を12着に減らしました。
流行に流されないよう、自分の体型や雰囲気に似合っていて、好みのスタイルのものを。
4 ものを長く大切に使う
物価高なのもありますが、フランス人は物が壊れたら、捨てずに修理やリメイクをしてなんとか使おうとします。
洋服でも物でも簡単にポンポン買わず、自分が1番欲しいものを探しまわって手に入れます。
蚤の市も好きで、見つけた物を自分流にリメイクするのもお手の物。
家もメンテナンスやリフォーム・DIYをして、長く大切に使います。
5 メイクやケアに時間・お金をかけすぎない
フランス人のメイクは、ナチュラルでノーメイクのように見えます。
ケアもシンプル。
でもただのずぼらメイクとは違って、自分をよくわかっているからこそできるものです。
ナチュラルメイクでも口紅で個性を出したり、昼や夜・シチュエーションによってメイクを使い分けたりと、こだわりを加えています。
そしてメイクやケアより、過ごしている時間や体験を楽しみます。
6 バカンスと旅行
フランス人の楽しみに、バカンスと旅行があります。
そしてフランス人の考えるバカンスと旅行には、大きな違いがあります。
バカンスは長期的にゆっくり・のんびりと過ごすこと、旅行はめいいっぱい観光を楽しむことです。
長期休暇が認められている国という違いもありますが、とても贅沢でうらやましい楽しみ方ですよね。
私は以前の旅行ではハードな日程で観光をするタイプでしたが、アメリカをはじめ様々な国の人に影響され、少しずつバカンス風にのんびり過ごすことを楽しめるようになり、今では3日間の旅行であれば1日はのんびりバカンス風に楽しめるようになりました。
貧乏性なので、まだ長期間全てのんびりするバカンスはできていませんが。
7 人生に求めるものの適度さ
フランス人が人生に求めているものは、快適な家・バカンス・家族や友人と過ごす時間・食事・個性です。
私もですが日本人は、すべてが過剰になりすぎている気がします。
快適な家なのに「もっと快適に!もっと便利に!もっとおしゃれに!」と過剰に飾り立てたり。
旅行でも、「もっとたくさん観光を!もっと買い物を!もっと食べよう!」という風に。
東洋医学の「小欲知足」という言葉を思い出しました。
フランス人は、快適な家にこだわりがあります。
ほとんどの人が、社会人になったらすぐ住宅購入の積立をするのが当然なのだとか。
若い頃から家を持つという意識があることに、大きな差を感じました。
住宅は財産という考えもあるでしょうが、それよりも「少しでも早く快適な暮らしを手に入れて、日々の仕事や生活を自分らしく楽しみたい」という気持ちの方が強いようです。
全てを満喫できればいいですが、それには資金が必要です。
フランス人は、「無理せず自分の予算内で工夫して楽しむ適度さ」を心得ているのです。
8 自然なポジティブ思考
フランス人は、自然なポジティブ思考です。
例えばパンに塗るバターが切れていたら、「じゃあスープやソースをつけて食べよう」と、すぐ買わず今あるもので済ませようとします。
フランスでは日曜日は店が休みだったり、都市部以外にはコンビニが無かったりという社会システムや物価高の影響もあります。
マリーアントワネットの有名な「(食べる)パンがないなら、ケーキを食べればいいじゃない」というのは、そういう発想からの発言ですかね。
それにしても「ポジティブ」思考って、いいですよね。
負けず嫌いもあるようで、私も無理やりでもポジティブに考える癖があります。
嫌なことがあっても、ただでは済ませたくないのでそこから何かを得ようとします。
「失敗した」
「でもこれで一つ賢くなった」
「経験が積めた」
「次回につなげよう」
という感じです。
「ジュ・ヌ・セ・コワ」というマインド
ところで、「フランス人は10着しか服を持たない2」を読んでいて気になったキーワードに”ジュ・ヌ・セ・コワ”というのがありました。
これはフランス語で「不思議な魅力を持つ」という意味。
フランス人の根底には、この「不思議な魅力を持つ」というマインドがあるようです。
そしてこの「ジュ・ヌ・セ・コワ」というのは、穏やかな心から生まれるものなのだとか。
読みすすめていくと思い当たる人がいました。
なんと手前味噌ですが、うちの夫。
うちの夫は何も欠点がないというわけではありませんよ。
ただ、いつも穏やかでその瞬間に心を集中させていることが多いのです。
なのでハプニングが起こった時に、こちらが慌てふためいたりイライラしていても、夫は冷静でいることが多いです。
だから私も冷静になれて、大いに助けられています。
読み終えてみると、フランス人の生き方にはまねしたい素敵なところがたくさんあり、それはお金の使い方に通じることでした。
フランス人は自分の人生をとても楽しんでいます。
色々悩みや問題はあっても、心がけが本当に素敵だなと感じます。
お金は大切なものですが「少ししかない」と不安になるのではなく、フランス人の素敵なお金の使い方を見習っていきたいです。
ではまた。
Thank you so much!!