こんにちはハイマメです。
もう秋ですが、今年の夏は海にちなんで映画『ロスト・バケーション』を観ました。
この作品を観たら海に入るのが少し怖くなるかもしれません。
でもいろいろな危険をはらんでいるからこそ、海には魅力があるのだと思いました。
ロスト・バケーション
制作:2016アメリカ
時間:1時間26分
原タイトル:The Shallows
あらすじ
医学生でサーファーのナンシーは、亡き母の思い出の場所、メキシコにある秘密のビーチを訪れた。
勉強漬けの毎日から解放され休暇を楽しむナンシーだったが、浅瀬の海で巨大な人喰いサメに遭遇し足を負傷する。
一緒にサーフィンをしていた地元の青年たちに救助を求めるが気づいてもらえず、一人海に取り残されてしまった。
夜になれば潮が満ちて危険が増す。
なんとか近くの岩場に泳ぎ着き避難をするが、何せ秘密のビーチということもあり誰一人訪れる者はいない。
たった一人、凶暴なサメと戦うナンシーは絶望的な状況にもかかわらず最後まで死力を尽くすのだが・・・。
感想
これぞまさにアメリカンな映画。
ただしポップではない方の。
なにがアメリカンなのかというと、アメリカ人って何を根拠に?というくらいポジティブなところがあるからです。
これはアメリカに滞在したとき、見習おうと思ったポイントです。
絶体絶命のピンチでも、「嘘でしょ?」というくらいなぜか前向き。
執念深いわりにすぐ諦めがちな私は本当に見習いたいところです。
ブレイクライブリー演じるナンシーはケガの応急処置をしながら、あの手この手と何としても生き延びる方法を考えます。
英語の教科書で出てきた懐かしい名前ナンシー。
ただ固有名詞が出るシーンはあまりなく、はっきり言って全然記憶に残りませんでしたが。
登場人物も少なく、ナンシーをはじめ父・妹・ドライバー・子供・見知らぬ人・サーファー2名だけで総勢8名です。
他にサメとクジラと海鳥で、特に海鳥が良い味を出していました。(ナニソレ)
まるで映画『ゼログラヴィティ』や『アイアムレジェンド』のような”チーム一人の世界”です。
それでも飽きずに観つづけられたのは、ブレイクライブリーの美しさのせいですねきっと。
それと若い頃ほんの少しサーフィンをしていたので、サーフィンの映像にも魅了されました。
海と波を見るのは心地よかった。
近年サメが浅瀬の海で大量発生するニュースもあったので、この作品を観て「こんなこともあるはずだ」と危険を意識しました。
それにしても、サメVS人間というのはむかしから永遠のテーマなんでしょうかね。
科学が進歩しているのに、こんなに原始的な映画ですが今でも見応え十分でした。
つぶやき
わたしも昔、海で怖い思いをしたことがあります。
台風が近づいている時に一人で海に行ってしまった時のことです。
いつもは誰かしらと行くのですが、たまたま夜勤明けに誰もつかまらず、サーフィンを始めたばかりで1日でも多く海で練習したくて一人で行きました。
台風前は波も大きいので、海に着くと他にもサーファーがチラホラいました。
けれど波は荒れていておかしな動きです。
カレントという潮の流れに乗ってしまい、あっという間にいつもより沖に流されました。(あえてそうやって沖に出ることもある)
でもその日は浜に戻ろうとしても、カレント以外の場所なのに全然戻れないのです。
両手で漕ぐパドルが下手なのでなおさらですが、本当に焦り恐怖を感じました。
「ニュースに出るかも・・・」という考えも頭をよぎりましたが、死に物狂いで漕ぎました。
火事場の馬鹿力ですね。
途中で遠くにいるサーファーに手を振って助けを求めても、手を振っているだけに見えるようで状況に気づかれません。
この作品の中にも似たようなシーンがあり、あのときの無念さを思い出しました。
なんとか自力で浜まで戻れましたが、それ以来なんとなくサーフィンから遠ざかってしまいました。
でもあんなに怖い思いをしたのに、やっぱり海は好きなのでしばらくすると行きたくなります。
やっぱり海には惹きつけられる魅力があるんでしょうね。
でも台風のときは絶対近づいてはいけませんけど。
ではまた。