こんにちはハイマメです。
明日は終戦記念日ですね。
いつの頃からか、夏休みは戦争映画を1つ観ることにしています。
なぜか観たくなるのです。
「きっと戦争を覚えておきなさい」ということなんだと思います。
今年観たのはAmazonプライムに入っていて、昔観たことがあった邦画「俺は、君のためにこそ死ににいく」です。
「俺は、君のためにこそ死ににいく」作品紹介
制作:2007年5月
時間:2時間20分
スタッフ
監督:新城卓
脚本:石原慎太郎
キャスト
鳥濱トメ:岸恵子
坂東勝次:窪塚洋介
中西正也:徳重聡
田端紘一:筒井道隆
鳥濱礼子:多部未華子
田端良子:戸田菜穂
鶴田一枝:中越典子
川口少佐:遠藤憲一
あらすじ
1945年夏。
太平洋戦争で劣勢に立たされた日本は、決死の作戦「特攻」を決行する。
そして、アメリカ連合軍が上陸して占拠している沖縄を奪還するべく、鹿児島県知覧市にある知覧飛行場から「特攻隊」を出撃させていた。
知覧にある食堂の女主人・鳥濱トメは隊員たちに寄り添い、我が子のように温かく接していたため、「お母ちゃん」と呼ばれ慕われていた。
そんなトメの視点で、当時の様子や若者たちのありのままの姿を静かに見守っていく。
陸軍少尉・坂東勝次は、男手一つで育ててくれた父に特攻に志願した事実を告げられず飛び立とうとしていた。
また陸軍少尉・金山は、在日朝鮮人ということで日本で辛い生活をしていた中、初めて日本人にこんなに良くしてもらったとトメを慕っていた。(実在の人物)
そして田端紘一は婚約者を残したまま飛び立とうとしながらも、特攻に虚しさを感じていた。
そして兵隊だけでなくこの時代、あらゆる人が「死」に対して恐怖や不安、悲しさを感じながら生きていたのだった。
感想
観ながら、本当にいろいろな思いが渦巻きます。
戦争が悲しいだけでなく、権力者がなんであんなに偉そうなのかや、それがまかり通っている社会というのも腹立たしいこと。
たった数十年前の出来事です。
そして戦争で亡くなった人はもちろん、生き残った人も苦しみます。
それこそ、当時生きている人はみんな辛い傷を抱えながら生きています。
なぜこんなに残酷なんだろう。と悲しい物語なんですが、最後のトメさんの言葉に救われます。
「生き残った者は、その意味を考えること。死んでいった人はみんな、それぞれが自分の大切なもののために死んでいった」んだと。
そう思わないと、しんどくてやりきれないですよね。
当たり前だけど、みんな恋をしたり、友情を育んだり、親孝行をしたりしている、そういう時代でした。
深く考えて生きていこうと思えた良い作品でした。
あとがき
こんなこと言うと、ハイマメ大丈夫?と思われるかもしれませんが(^^;;
最近、「生まれ変わり」というのを考えます。
なぜだか懐かしい場所や人を感じることはないですか?
行ったこともないし初めて会う人なのに、なんでかな?と思っていたんですが。
戦争中のことがとても気になるのは、もしかして「生まれ変わり」があるのなら、私は戦争の時代に生きていたのかもしれないなと。
そんなこと確認はできないんですが、戦争映画を観るといつもおこがましいですが、「その時代の人たちの分まで生きよう」と思うので、きっとそうなのかもしれないなと。
そして、「戦争の時代に生きていた人たちがいたということを忘れないでいよう」と思うのでした。
Thank you so much!!