こんにちは!最近、恋愛小説を読んでいないハイマメです☺︎
刻み読書はしていますが、今は頭がすこし「情報仕入れたいモード」(ナニソレ?)なので恋愛小説よりも実用書や純文学を読んでいます。
けれど人恋しい秋のせいか知らんけど、そろそろ恋愛小説を読みたいなと思いはじめました。
そこで「ほんとうの大人の恋愛小説といったら、他には考えられないわっ!」とわたしが1番お気に入りの小説家をご紹介しますね♡
連城三紀彦さん
連城さんは1948年生まれの小説家・推理作家で、「変調二人羽織」で吉川英治新人文学賞、「恋文」で直木賞ほか、数々の賞を受賞しています。
残念なことに2013年に65歳の若さで亡くなられていて、当時そのニュースを知ってとても悲しかったのを覚えています。
連城さんの作風は、大胆な仕かけや細かな心理が叙情的な美しい文章で構成されながらも、登場人物たちにはどこか親近感を感じます。
それでいて登場人物のセリフでは、「人の感情にも色があるなら、悲しさって何色だと思う」というような、芸術家さんですか?と思うような粋なものもあるんですよ。
また、いろいろな作品が映画やドラマ化されているので、知らずに観ていた人もいるかもしれません。
長編作品では今のところ6作品以外すべて読んでいますが、どれも深みがあって面白いので、一度読んだものでもまた読み返したいくらいです。
読み始めたきっかけ
昔好きだった「お洒落小僧は花マルッ」というマンガで、編集後記の安積棍子さんの近況コーナーで紹介されていたのがきっかけです。
安積さんが、「それはもう鼻息も荒く熱中している!」ということだったので、とても興味を惹かれました。
そして読んだら私もハマったという♡
紹介してもらって、本当によかったなーと思いました。
ちなみに、もうしばらく読んでいないけど、「お洒落小僧・・・」もとっても素敵でおもしろいマンガでしたよ。
きっかけの作品は「明日という過去に」
連城三紀彦さんの世界にハマるきっかけとなったのは「明日という過去に」という作品で、1番最初に読んで衝撃を受けました。
ほぼ全編を通して、「ある女性二人の手紙のやり取りで描かれている」というのも初めての経験で斬新で興味深く感じました。
手紙と言っても、これは決して淡々とした手紙などではありませんよ。
お互いが、嘘や嫉妬・憎悪を隠しながらも時には正直に、時には嘘をまといつつ綴られているので、展開が目まぐるしく変わります。
そのたびに、疑問に思ったり納得したり、はたまた驚かされたり・・・と読者を飽きさせません。
それはそれは文字をたどるのがもどかしいほど!
「早く続きが読みたくてたまらん!」というのと、「少し冷静になって頭を整理したい」という反対の感情が入りまじり、まさしく大人の恋愛という感じです。
酸いも甘いも知っていても、いくつになっても人は人に惹かれ、愛し愛される。
いい歳をした大人であっても、時には失敗やまちがいをおかし責任を負う。
そして何かを悟ったり影響を受けたりして、また人生を歩んでいく・・・。
そういう先輩たちの背中を見せてもらっているような気がして、私は連城さんの作品にハマってしまうのかもしれません。
あー紹介していたら、早く読みたくなってしまいましたよ。
そんなこんなで、興味がわいた方はぜひ〜
ではっ(〃▽〃)
Thank you so much!!