こんにちはハイマメです。
普段どんな塩をつかって料理をしていますか?
以前から、どんな調味料をつかうのが体に良いのか気になっていました。
そんななか調味料講座に参加して、今回は ”塩” について少し理解できました。
塩の選び方もまた大切なことなんですね。
塩は用途に合わせて選ぶ!
- 人間の体に欠かせないもの
- 最もおいしさを決める調味料
- 賞味期限はない
人間の体には0.9%の塩分があり、生命維持に欠かせない大切なものです。
また料理の決め手は”塩”の良し悪しとも言われ、最も大切な調味料でもあります。
ちなみに、塩には賞味期限がないので傷める心配はありません。
どんな塩を使うかで、自分や家族の健康が左右されるならもっと慎重に選びたいですよね。
それに料理がおいしくなるような塩を選びたい。
そんな思いで調味料講座を受けたのですが・・・。
講座のはじめに「良い塩悪い塩というのではなく、塩は用途に合わせて選ぶもの」という話がありました。
良い塩を選びたいと思って参加したので、これには少し戸惑いました。
でも最後まで学ぶと、その意味が理解できました。
料理では、下処理・漬け込み・味付け・飾りなど色々なシーンで塩を使います。
なので、それぞれの塩の特徴を知って使い分けるというのが良いということでした。
塩の選び方
- 工程
- ミネラル分
- 結晶の形
塩を選ぶときは、原材料や製造場所だけで選ぶのではないとのことでした。
どのように作られているか(工程)を知り、ミネラル分はどれくらいあるのか、(使う用途に合わせて)結晶の形がどうなのかで選ぶのがポイントです。
1. 工程
- 食塩(イオン交換膜・立釜)
- 再生加工塩(溶解・立釜/平釜)
- 全蒸発塩(逆浸透膜・噴霧乾燥)
- 天日平釜塩(天日・平釜)自然なエネルギーで水分を飛ばし釜で炊く
- 天日塩(天日)完全天日で時間をかけてゆっくり結晶にする
塩の工程には主に5種類あり、それぞれパッケージの後ろに表示されているので、選ぶときに要チェックです。
それぞれの工程に特徴があり、多方面から見ると良し悪しは決められないようです。
でもいくらお財布にやさしくて手に入りやすいからと言って、工程を知ってしまうと微妙〜なものは普段使いにはしない方がいいと感じました。
心や体の健康を考えると、上手に使い分けねばです。
5種類のうち、天日平釜塩(天日・平釜)と天日塩(天日)は海水を使って自然に作られたもので体に最も適しているとのこと。
ただ天日塩は時間をかけてゆっくり作られるので、どうしてもコストがかかり価格も高い。
なので一般家庭で日常的に使うには、天日平釜塩(天日・平釜)がおすすめです。
※ちなみに紛らわしいのですが、原材料名に天日塩と書かれているものがあります。
これは輸入された天日塩を日本で食用に加工されたものなので少しイメージがちがいます。
2. ミネラル分
ミネラル分もパッケージの後ろに記載されていて、「塩化ナトリウム(食塩相当量)・マグネシウム・カリウム・カルシウム」などを見ます。
岩塩は自然のものなので体に良さそうなイメージで、講座の受講者の中でも「岩塩を使っている」という人がたくさんいました。
でも岩塩には、ミネラルの中でも塩化ナトリウム成分がかなり多いようです。
岩塩は海だったところが地殻変動で隆起し長い年月をかけて海水が蒸発してできた結晶で、塩分濃度は濃くなっています。
だからと言って岩塩はダメというのではなく、見た目や食感が良いので用途によっては適している塩でもあります。
成分表示のマグネシウム、カリウムなどの含有量でちがいもチェックします。
3. 結晶の形
工程のちがいにより結晶の形(塩の形)もちがいます。
なので使う用途に合わせて選ぶのがポイントです。
用途 |
工程 |
結晶の形 |
特徴 |
下処理 |
立釜 |
立方体 |
均一に塩加減できる |
味付け・漬物 |
平釜 |
フレーク状 |
溶けやすい |
ミネラル補給 |
全蒸発 |
粉状 |
溶けやすい |
粒感を残す(サラダなど) |
完全天日 |
塊 |
じっくり溶ける |
結晶の形によって特徴がちがうので、3種類(普段使い・大量使い・こだわり)くらい持っていると料理に合わせて使い分けられます。
わが家では下処理が必要な料理はそんなにしないので、1〜2種類で良さそう。
ということで、以上の3つのポイントをもとに塩を選びました。
普段使いしたいと思った塩
- 角花(天日・平釜)
- 粟國の塩(天日・平釜)・・・ミネラルが多い
- またいちの塩(天日・平釜)・・・やわらかい・塩分は多め
講座の中でわたしが気になった塩は3つありました。
『角花』の製法は天日・平釜で、朝ドラで話題となった揚げ浜式です。
でも希少で手に入りづらいみたい。
いつか石川県に行ったら購入したいと思っています。
『粟國の塩』は沖縄県粟国島の塩で、天日・平釜製法で作られ”健康を目的”としています。
『またいちの塩』は福岡県糸島半島の塩で、天日・平釜製法。
”料理をおいしくするのを目的”として製造されています。
どれも体に良い工程で作られていますが、”その上でさらに”という意味合いです。
ちなみに、講座では先生が実際に現地に行き工程を見学し、製造者さんのお話(思い)を聞いたところの塩を紹介されていました。
なので、他にもまだ知らない素晴らしい塩もあると思います。
購入した『粟國の塩』
この3つの中から、まずはより健康のために作られたという『粟國の塩』を選びました。
今までの食生活で受けたダメージを回復させるのが狙いです。
パッケージのデザインも素敵で気に入りました。
『粟國の塩』は原材料は海水、工程は逆浸透膜・天日・平釜です。
試食したときしょっぱいだけでなく、甘みや苦味も感じました。
ミネラルが多いというのも気に入ったポイント。
ちょうどスーパーで見つけて購入できました。
ちなみに、京都・山科にあるオシャレな無印良品にも置いてありましたよ。
京都・山科にあるオシャレすぎる無印良品店❤︎へ潜入レポ - HAIMAME TALK
奥が深い塩の世界
塩の講座では、はじめに塩の歴史について教わりました。
政治と密接な関わりがあったのを知り、なんだか複雑な気持ちに・・・。
他の食品もいろいろありそうなので、「知っていかなくては」と思うきっかけになりました。
そうそう、楽しい話も聞きました。
『満月塩』というのがあるそうです。
これは満月の日の海水で作った塩で、「満月のパワーが込められている」とのこと。
神秘的だしおもしろいですよね。
そんなわけで塩は用途に合わせて選ぶことを知り、まずは気に入った塩も見つけることができました。
塩はそう頻繁に購入するものでもないので、こだわって選べそう。
ではまた。