こんにちは、薬膳インストラクターの資格を持つハイマメです☺︎
夏の果物といえば、やっぱりスイカですよね。
わたしも大好物なので、美味しくいただきました。
そして残ったスイカの皮を使って、夏バテ・むくみ予防になる薬膳おかずをつくりました。
火をつかわず簡単にできるのでちょっとした副菜におすすめです。
それに皮を捨てずに使えるので、エコだし経済的ですよ(◍ ´꒳` ◍)b
夏の果物 スイカ(西瓜)
夏の代表的な果物であるスイカは、薬膳の五性(性質の分類)で「寒性」にあたり、夏〜初秋の暑い時期に適した食材です。
「寒性」というのは”体を冷やす食材や生薬”という意味で、ほかに五性には涼性・平性・温性・熱性があります。
この五性を季節や体調・体質によって、五行・五味などと組み合わせてつくるのが薬膳レシピです。
スイカは体にこもった熱をしずめる作用があり、イライラ・のぼせなど熱によって起こる症状にも適しています。
またノドの渇きを改善する作用もあるので、汗をかいた時にもおすすめです。
スイカは中国では生薬としても用いられているんですよ。
スイカなどで作られる「西瓜霜」という漢方薬は、ノドの痛みや口内炎に効果があると言われ親しまれています。
スイカの皮でつくる薬膳おかず『スイカの皮とワカメの酢の物』
わたしの薬膳レシピ虎の巻本『漢方効能&レシピ帖』より、食材を少しアレンジしてつくりました。(本ではワカメではなくキュウリを使ったレシピ)
スイカとワカメは利尿作用をもつ食材同士の組み合わせで、むくみやすい人におすすめのメニューです。
両方とも「寒性」の食材なので冷えすぎを防ぐため、温性の米酢で作った甘酢を合わせます。
材料(2人分)
- スイカの皮適量
- ワカメ適量
- 塩 小 0.5と調味料分で少々
- 米酢 大1
- 砂糖 小2
作り方
- 乾燥ワカメを水で戻しておく。
- スイカの皮は、かたい外皮を切り落として白とピンクの部分を薄切りにして塩もみする。
- 5分ほどおいたら、ワカメとスイカの皮の水気を切る。
- 米酢・砂糖・塩少々を混ぜ合わせ、ワカメとスイカの皮と和えて出来上がり。
スイカの皮を使ったものでは漬物が有名ですが、酢の物や炒め物にも使えます。
またスイカを購入する時はヘタのまわりがくぼんでいるものを。
カットされているスイカは、種の周りに果肉がしっかり付いているものを選ぶと良いです。
お酢には毛穴を引き締める作用もあるので、発汗が多い夏には積極的に摂るのがおすすめ。
身近な食事を少し工夫することで、快適な夏を過ごしたいものです。
ではまた。